関西人による完済パーティー（爆笑編）

関西人の完済パーティが先日行われました。
その関西人とは、うちのベーシスト、ねずみ（スチュ）の祝祭です。
元職場の同僚で現在副店長として頑張っているT君の居酒屋で。

完済した日に来たメール、独立記念日宣言の長文かつ昨年父が他界した事を関西人持ち前の笑いに昇華させ、大爆笑の渦に巻き込んだのを知った友人は、非常に感心の意をも示し、それをネタに現在ライター養成所でのコラムで発表し、編集長にいたく気に入られ、賞を頂いたの事。

それをCarbonのHPにて連載にするという話が持ち上がってきました。

何といいますか。ここまで自分の不幸を自虐的にネタにして本気で笑いにしているねずみが凄いしそれをネタにして賞までもらってる友人も凄い。

ねずみの詳細が不明瞭な方へ少々その経緯を説明しますが、数年前、ポンコツ車を買うためにアコムへ借金し、その直後職を辞め、毎日ギャンブルと酒、ゲーム、異常な食欲による飽食。そして元職場の先輩にこれを売ったら金になると、都市伝説を吹き込まれ買ってきたエビの養殖。

エビは共食死にし、タニシだけが大量発生。電気代は飛ぶわ、通販でブリトニー使用と謡っていた「ハリウッド48時間ダイエット」で痩せたというのを理由に翌日焼肉の大量食い。

近所のオバサンとのゴミ不法投棄による口論（何故かねずみが逆ギレして怒鳴りまくる始末）

そして俺が紹介した職場での高尾山ビアガーデンの飲み会にて高尾山駅前で骨折し、またまた約１ヶ月働けず仕舞い。
なのに何故か車2台所有。
プロミスにも着手し、溜まりに溜まった金額およそ合計110万円。

金がないから脇腹ら辺に出来たイボを手でむしり取り、手術に成功と発言。
彼曰く、ブラックジャックをヒントにしたとの事。
室内での服装はゆるゆるの茶色のパジャマ（通称茶ズボン）をゴムを締めなおさずに洗濯ハサミでくくり、いつでも鼻炎でかんだちり紙を捨てられるようコンビニの袋を挟み込み、ノーパン半尻丸出しで上は何故か大統領とは無関係なのに「Kennedy」と書かれた漂白剤で青色からピンク色に変色したTシャツの上に穴あきボロボロのユニクロカーディガンを羽織り、カバのぬいぐるみスリッパを履きウロウロしていた。親戚の“まさ子”という名前のおばさんに頂いたきんぴらごぼうをねずみにお裾分けした日には、「なんやこれ？めっちゃまずっ！酢の味しかせえへん、酢や！“酢まさ子”や！」
と何故か俺宛てにツッコミ付きクレームが来る始末。（今となっては名台詞）
以前ルームシェアをしていた俺は手に負えなかったし、もうこれまでかとも感じた。
まるでトドかブタを飼ってるようだった。

しかし、親父さんの急遽により、ようやく借金返済を決意し、仕事も今までとうって変わって真面目に勤務。（しかし職場の同僚と口論はあるようだ）
でも、何故か憎めないマスコット的キャラで居られるのも彼の長所だといえよう。

それに現在は少なくとも笑いにして物事をプラスに考えてる事は非常に彼の向上心に繋がっていると感じられる。
そしてパソコンもテレビも娯楽が一切ないR宅の居候で、横山光輝の書物のみで日常を過ごしている事も時間を有意義に使う為の訓練になってると思いますね。

人間は変わろうと思ったら変われる訳でして。きっかけは重要かもしれないが、それよりも意思が大事だと思います。

何より、音楽に対する真剣さも以前より増して最近は探求心旺盛になってきてるし、読書も出来るようになったようです。なんと驚いた事に近々英語のお勉強も始めようと思ってるようです。
あの勉強、読書大嫌いなねずみがここまで成長出来てバンドメンバーというより友達として嬉しいし誇らしいです。
皆さん、ねずみ（スチュ）にお会いする機会があれば温かい目で応援してやって下さい。
～完（済）～