Cell

今日はここの土地で出会ったカナダ人の友達の送別会でした。静岡で仕事が決まったそうで、今週の土曜日急きょ日本へ雇用主と出向かう事になり、元々彼は日本での仕事を志願していたようなので俺も嬉しかったです。本当に親切で真面目ないい人だったので名残惜しいです。最後飯を奢るといってるのに頑なに拒否。日本で再開した時に奢ることにしました。さみしくなるなあ・・・。

話は変わり、アニメキャラにそっくりな人って意外と周囲に居るもんだなという事に気付いたんです。

小学生の頃、「セル」にそっくりな先生が居ました。（セルとは）ドラゴンボールＺのセル（完全体）の事です。当然、みんなから「セル」と呼ばれていました。

今日はそのセルの事について書きます。

セルはその名の通り、小学生から最も恐れられていました。見た目も怖いし、口調も体系も似ているし、声の質も（アナゴ）そっくりだったからです。セルは音楽の授業に最も力を入れていました。

セルが「お前たち、一人ずつこの歌を歌ってみろ！」となんと１人づつ歌わされる羽目になりました。
何の歌か覚えていないですが、その歌を何小節か歌わされました。そして自分の番が回ってきました。「フン、まあいい、だがな、もう少し目を大きく見開け！」と言われました・・。

そしてクラスメイトの女の子が歌ったとき「何だ、その蚊の鳴くような声は！！」なんだかその子の歌がセルの怒りに触ったようで、険悪なムードになったのは言うまでもありません。


あくびをすると「○○、顔を洗ってこい」と言われ、俺も何度も行かされました。

廊下を走るとスクワット30回。よくやらされました。しかも、それをやってる時もセルはずーと
こっちを見ている・・。腕を組み、仁王立ちで！！

ある日の事、たしか合唱祭かなんかの練習中で、セル愛用のYAMAHAのキーボードが体育館に置いてあったので、鬼の居ぬま・・にと、いたずらして弾いてました。するとそれを知ったセルが大激怒し、「貴様の顔など二度と見たくない！！今すぐ出ていけ！！」

と怒鳴られました。俺は怒鳴られた事よりも、そのセリフの言い回しが凄すぎて、いや、やっぱりセルだよなあという・・。謝ることもあんまり深く考えていなかったような感じでした。

まあ、セルは自分の担任じゃなかったので運よく連絡網などに書かれずに切り抜けられたんですが・・。

うちの担任は女の先生で、ある日一部の男子生徒が暴れたりして言う事を聞かない時に泣き出してしまいました。それが余りにも凄い剣幕で、机を放り投げたり、大声で喚いてちょっとヒステリックだったわけです。

で、それに気付いたセルが駆けつけ、「この問題を起こした奴、名乗り出ろ！」
一気にシーンとなった・・。
カツ　カツ　カツ・・・・もはやセルの足音しか聞こえん。発端を起こしたＡくんが髪をわし掴みにされ、「貴様か！貴様がやったんだな！！」

「どうだ、痛いだろ！手を出したかったら、出してみろ！！」
「なにィ、もう一人居るのか！」

もう一人の発端の元Ｂ君の元へカツ　カツ　カツ・・・（足音）

セ「お前も言って見ろ！！痛いか！！」

Ｂ君「痛いです・・」

セ「もっと痛くすることもできるんだぞ！嫌なら謝れ！！」

Ｂ「ごめんなさい」

Ｂ君はべそをかいてしまいました・・。


全員凍りついたような空気、Ａ君も顔を真っ赤にして泣きそうな顔になり、微動だにしませんでした。
本当に怖えー先生だと思ってました。

忘れもしない最後のセルとの思い出ですが、修学旅行へ行くことになり、毎年恒例で行っていた場所が、急きょ変更されました。セルの提案で・・。
当時は、セルの陰謀だとしか思えませんでしたが・・。

伊豆方面へ行きました。
カヌーを皆で漕いだりしていた時の事です・・・

セ「どうだ、お前たち、楽しいだろう？」

目が全く笑っていないセルの笑顔・・。皆シーンと静まり返っていたのをよく覚えています・・・・。他にもなんだかちょこちょこネタがあったのだけど、うまく文字にできるかどうか分からないのでこの辺にしておきますが、今となれば貴重な体験でした。。
今頃セルのジュニア達も大きくなってるのかなあ・・？