正月話その２

暮れは生まれて初めて友達と過ごしました。カツを持ってきたからカツどんを作って食いました。
甘酒とカステラを食ってテレビを見ながらゲラゲラ馬鹿笑いをして、ゆく年をみて深夜近所の神社に御参りをしました。火を燃やしていてこどもが木屑を集めていたり、酒や矢が売っていたり、ほのぼのとした雰囲気でした。
なんとも平凡で、日常的
そんな簡単な日常を忘れていた俺は一体何を過ごしてきたのだろうか。
あ　普通で良いんだ　と思った。
いつも普通なら良いのにと思った。
それを求めてもすぐに消えるのが切ない。
だから正月は貴重な日々と言える。

gatsugo no tatakai

正月帰郷してから殆どテレビを見ずにバンドのHP編集を黙々とやっていた。まだPCに不慣れなので神経使うし長時間だととても疲れた。
久々に外に出てみるか、と一人で錆びれた街へと繰り出した。
正月時なせいか交通量が多い。こっちの運転は結構強引で大雑把だ。お礼を言うのにいちいちハザードをしなくてよい。殆どがお辞儀か、クラクション。
警察も車の取締りには余りやる気がないらしい。こっちにとってはありがたい。
商店街は活気がなく、殆どが閉まっていた。駅周辺のデパートも微妙だった。最近は沢山の若者が新しい開拓地へ移り、この辺は年寄りばかりらしい。コーヒー屋で休憩して色々と考えていた。
時には場所を変えて色々考える事も必要かもしれない。どんな事にも動揺しないようになりたいなあ。（何だか瞑想したい気分…）淋しい場所でつまらないが、平穏である 昔は自分で地獄化していたこの土地は一人で居ると何ともたいしたことがなかった。
翌日東京に帰らねばならない！
帰りたいような帰りたくないような複雑な神妙である！
何故ならまた自分との戦いが始まる！
第一に大嫌いな仕事に耐えらねばならない
第二にそれ以外のものと戦わねばならないのが辛い。
他人ともそうだ。
俺は仲間とは言い難いもの全てが戦いのような気がして仕方ない。例えば、消費者と提供者、依存克服、生徒と先生、男と女、お金を稼ぐ事、勉強、自分自身。色々。周りはそれを知っていて上っ面というやつのベールを纏っているのかもしれない。もしかして、これから色々な仲間とも戦があるのかもしれない。それは、誰にも予想出来ない。
何だか怖いからやめよ！
未来はわからないし予想したくないし、過去に戻れもしないから今出来る事をやるしかないのかねえ。。